ちんぼつせん ゲーム ブログ

ゲーム(FPS)について書く

【CoD:BO4】反動の大きい武器が弱い理由

お久しぶりです。

 

言いたいことはある程度述べてしまったので、空白が大分続きましたが、新しい構想が思いついたので再び文字を起こしていきます。

 

テーマは「引き際がどれだけできるか」ということです。要はリスク計算がどれだけできるかと言い換えて差し支えないでしょう。今までは作品毎のプレイヤーの動向や流行り廃りなどの歴史を一部交えていたので、ある程度は根拠のある事を言っていたつもりです。

 

しかし、今後述べていく記事は主観が多くの割合を占めるので「わかる人にはわかる」というような胡散臭い内容になります。なので、合わないと思ったならすぐブラウザバックしましょう。知識は使うか使わないかの話なので、知っておいて基本的に損はしないのですが、一部では邪魔にしかならない有害なものもあるのでその判断は見てくれている方に任せます。

 

次の記事では武器の評定及びに武器の特性を書く予定です。つまりはリスク計算するには自分や相手の武器の使っている武器の得意な事、苦手な事を理解する必要があり、それらが変われば取るべき行動が変わるということです。

 

武器の特性を理解する上で絶対に欠かせないことは武器の精度です。別の記事で精度に関する内容を述べましたが、今回でより掘り下げていきます。記事のおさらいと補足をすると、精度の良い武器を用いることで、武器の理論値TTKを実現しやすく、その安定性や再現度が高いです。さらに相手から距離を取ることによって精度の良くない、悪い武器に対してアドバンテージが取れるなど様々な利点があることを述べました。

 

では、精度の良くない、悪い武器に価値は無いのか、使い道は無いのかという疑問があります。今作BO4のTDMでの使用武器はソードフィッシュがよく選ばれていますが、それは単にソードフィッシュが優れているだけではなく他の武器が弱すぎるからです。では、何故精度の良くない武器が使われないのかを述べていきます。

 

【武器の選択は消去法】

 

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僕の主観で精度が優れていると感じる武器はソードフィッシュ、グリップⅡを装備したICRとGKS、グリップに加えてスタビライザーも積んだSDMと新たに追加されたヴェンデッタの五つです。他にもVKMやDMRも悪くないのですが、どうもブレによって本来なら倒せていたはずの相手を倒しきれない場面がありました。

 

個人的にこれら以外の武器を使うことは厳しいと考えています。(TITANとグリップABRがギリギリ首の皮一枚で繋がってるくらい)本来であればもっと使われていいはずの武器もあると思われますが、基本的に精度の悪さがその使用率を下げています。

 

一つの例としてARのKNを用いて説明します。こちらも本来のポテンシャルは高いはずなのですが、精度の悪さに足を掬われている武器になっています。

 

【グリップ>ロングバレル】

 

TDMの定跡の1つとして、距離を離し、敵のいる位置を予測して照準を置いて待つという遠距離で待つことが強力です。しかし、KNの場合は僅かに生じる右の反動によって小さい的を倒しきることができず、処理が遅いです。これは距離が離れれば離れる程、的がより小さくなるので実質TTKが遅れます。KNの5発キルの射程は57mあるらしいのですが、この距離をKNで倒すのは現実的ではありません。

 

つまり、遠距離戦において重要なものは武器威力の射程距離ではなく精度の良し悪しです。言い換えると武器の適正な距離というのは威力ではなく精度によって定められると言っていいでしょう。問題はそれが数値化及び可視化できないので体感的なものとなっている、運の要素によってすんなり倒せる時と倒せない時があるということの二つです。まれに精度の優れない武器を使って遠距離の敵を倒せなかったときに「クソエイム」だの「エイム力があれば」と言った話を聞きますが、それはエイムがダメなのでは無く、武器の精度が悪いのです。

 

【火と光】

 

KNで遠距離戦を仕掛けるのは適当では無いので近距離戦をしかけるとします。こちらも上記の記事で精度の悪い武器は距離を近づけることが武器のキルタイムを縮めやすいと述べました。的が大きくなるので照準時間も短く、その狙いも大雑把で済みます。しかし、近距離戦の問題は相手も全く同じメリットを受けられることです。

 

自分が相手をキルする際にかかる時間を短くする、または相手が自分をキルする際にかかる時間を遅くする、これは対戦式のFPSであれば、どんなゲームでも、どんな状況でも使える物差しだと考えていますが、近距離戦で相手との差を付けるのは相当難しいです。

 

反射神経や操作技量といった感覚的もので差を付けるのは困難を極めその上達方法も確立されていません。なので真っ先に考え付くのは短い時間でキルできる武器を選出することです。遠距離戦を最初から捨てているので、より近距離に厚い武器を使います。該当するのはスピットファイアやデーモン、さらに特化させてMOGやSG12,SAUGデュアルと言ったものです。

 

近距離戦で勝とうとすると、こうした尖った武器を相手にしなければなりません。また遭遇戦に強くなれる装備もいくつかあるので、先手を取ったのに後出しで巻き返された、という場面にあった方も多いはずです。逆に言うと遠距離戦を仕掛けることはこういった尖った武器を相手にしなくていいというメリットもあります。

 

【精度の低い武器で最も大切な要素は運】

 

さらに近距離戦の面倒な事に距離が近くとも、的が大きくともある程度の精度が必要になることです。自分がKNを使って近距離戦を仕掛け先撃ちをしたにも関わらずに撃ち負けた、キルカメラを見ると相手もKNだったという場面にあったことはないでしょうか。所謂回線のラグや情報処理の遅延によって負けたというケースも勿論ありますが、あれは言ってしまえば運が悪いから負けてしまうのです。

 

CoDの武器反動の大きさや傾向は決まっていますが。武器によっては幅があります。例えば、毎回右方向に一定の量しかブレないのなら照準を左に操作していればリコイルコントロールは可能です。しかし、KNを例にすると右にブレるかブレないか、そして右ブレが発生した際の大きさにはムラがあります。右にブレ無い時もあれば、1ブレる時、3ブレる時があるので人力によるリコイルコントロールは不可能です。

 

自分が撃った際に横に大きくブレることによって相手に当たらない。しかし、相手が撃った際に横ブレが発生しなければ倒されてしまう。これがブレの大きい、そしてその幅が大きい武器の最大の欠陥です。

 

ある程度慣れてくると、「何故こんな雑魚相手に負けるんだ?」と疑問に感じる方は多いです。それは先に相手を発見する反射神経や、素早く精確に照準を合わせる操作技量よりも反動がブレるかブレないかという武器のご機嫌、運の要素の方が重要だからです。

 

【なぜ精度は重要なのか】

 

まとめると精度の優れない武器は対応できる距離が短かくなる(精度の良い武器にアドを取られる)、近距離戦を仕掛けるとより特化した武器に巻き返される危険性がある、火力が安定しない為に時間的には本来倒せたはずの相手を処理できないばかりか最悪撃ち負けることもあるという地獄絵図です。

 

精度の良い武器を使うことはこうした問題を無視できるのも優秀ですが、最も優れている点は「負けた原因を推測しやすい」ことです。精度の悪い武器を用いて負けた場合にどうしても「エイム力があれば」とか「うわー相手気持ち悪!」といった本来撃ち負けた原因(ほぼ運)に気付かずに関係の無いことに注意を向けてしまい、いつまでも同じ失敗を繰り返してしまいます。

 

例えば、自分がソードフィッシュを使って相手に同じ武器で負けた際には「相手に何か有利な点があった」か「自分がプレイミスを犯した」かのどちらか、或いは両方の要因が組み合わさっています。前者であれば、それが知識であるのならそれは真似して盗む事が可能であり、応用することができます。

 

しかし、反射神経がものすごく早い、照準の早さと精確性が人並外れているといった感覚的なものは盗む事はできません。加えて、それらを鍛える方法を僕は知らないので技術や操作技量で勝負しようとは思いません。

 

後者であれば、問題を特定して同じ過ちを繰り返さないようにしましょう。敵がいるかも知れない所で走らない、後でシアターを見返すと実はミニマップに敵が映っていたなど考えられる原因がいくつもあります。

 

しかし、慣れないうちは「何が問題なのかがわからない問題」という重大な問題があります。これは検証してテストをしたり、可能であれば上手い人や強い人に問題を指摘してもらうのも大事です。

 

なんだがKNのネガキャン記事になってしまいましたが、勿論使い道の無いゴミ武器というのは中々無いのでその真価を次回で述べていきます。